昨年度、旅行客の回復が見込まれる中、京都の歳時記にちなんだ工芸品と季節の花や植物を用いて、月ごとに異なるディスプレイをディレクションしました。このプロジェクトにおける課題は、いかにして工芸品を人目につく場所で展示し、その認知度を高めるかでした。その解決策として、JR西日本の中でも一等地と言える京都駅のロケーションを活用し、ホテルグランヴィア京都と連携したプロモーションを実施しました。事業者は、デザインと見せ方の協議をし、製品の特性を活かす展示を行なった。
この取り組みは、伝統産業事業者や伝統工芸品の重要な発信拠点としての位置づけを強化することを目的としています。ロビー展示は、インテリアとしての魅力を示しながら、問い合わせや受注に繋げるモデルケースを作り出しました。これは、インテリア利用、小売展開、広報PRといったそれぞれ独立した活動を一つに統合し、新たなビジネスフローを創出した「Kyo Densan Biz」の集合的成果と言えます。この協業により、新しい販売モデルとルートを実現しました。
実施場所
ホテルグランヴィア京都
協力企業
ホテルグランヴィア京都 / 京都大丸店 VMD / 日比谷花壇